うつ病の夜明け1 【砂時計の詩】

砂時計の詩

私はどうしても、毎朝起きるたびズシリと気が重い。それは、過去に経験した大きな仕事のストレスによるものだと思う。ちょっとした人間関係も面倒だ。しかし、それを引きずって無駄な時間を過ごすわけにはいかない。

ラジオ番組『今朝の三枚おろし』で武田鉄矢さんがこのように話していた記憶がある、「5年前の自分が、今の自分だったとしたらどんなに凄くなっていたことか」・・・と。この意味は、人間は時が経つと共に成長するものであり、数年前と比べれば別の自分が存在するということだと理解できる。ただ、その成長度は時間の使い方に左右される。

そんな中、ある本でとても良い記事を見つけた。そこには、女優の山本富士子さんが夫から送られた『砂時計の詩』という題名の詩。元々は、産経新聞の一面に「朝の詩」という欄があり一般読者が投稿された詩だったそうです。

砂時計の詩

1トンの砂が、時を刻む砂時計があるそうです。

その砂が、音もなく巨大な容器に積もっていくさまを見ていると

時は過ぎ去るものではなく

心のうちに からだのうちに積りゆくものと、いうことを、実感させられるそうです。

時は過ぎ去るものではなく

心のうちに からだのうちに積もりゆくもの

私も、山本さんと同じで、この言葉に出会うまでは時は過ぎ去るものと考えていました。しかし、一瞬一瞬を大切に良い刻を自分のからだに積もらせていくことが出来れば、やがて夜明けが見えるかもしれない

うつ病とは認めたくないが、自分はおそらくそうであろう。自分との戦いは続く。

参考本

  • 致知出版社
  • 1日1話 読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書
  • 藤尾秀昭 監修

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