中学野球「軟式か硬式か②」

「軟式か硬式②」

さて、前回の続きです。中学で軟式野球・硬式野球をやるメリット・デメリットは何でしょう。個人的には、シニアなど硬式野球チームに入れば、中学校の野球部に入ることができないため、たとえ他の部活に入ったとしても中途半端にならないか・・・と考えてしまいます。ですので、単に「野球が好き」というレベルであるならば、中学軟式野球部で十分だと思います。

一方、中学から「硬式野球で本格的に取り組みたい」、「〇〇高校で甲子園を目指したい」と将来へのビジョンをしっかり見据えている子供も多くいます。このくらいの気持ちがあるなら、硬式でやるべきでしょう。

余談ですが、数年前のプロ野球12球団の開幕投手で、中学時代の軟式出身が9投手、硬式出身が3投手という新聞記事がありました。これだけを見ると、決して軟式野球で出身でもプロ野球選手になるために不利では無い気がします。この比率は野球をやる時代によっても異なるので一概には言えませんが・・・

軟式野球(中学校野球部)

【メリット】

・中学校の部活でできるため、学校生活の一環として活動できる。

・硬式に比べると、野球道具は安価。(・・・といってもグローブは1万円程が相場)

・J球より一回りサイズが大きいM級となるが、使い慣れた軟式球を継続できる。

【デメリット】

・野球部顧問が野球経験者でない場合もあり、指導が不十分な場合もある

・グラウンドの広さが十分でないと、他部活との使用制限が出る

硬式野球(シニアチーム等へ所属)

【メリット】

・専門の監督・コーチがいることで、技術的な指導を受けれる。

・専用のグラウンド、室内練習場などがあるチームが多い。

・中学から硬式球に慣れることで、高校で硬式野球をする時に有利か。

・高校進学時にスポーツ推薦として声をかけられることもある

【デメリット】

・野球道具が高価。(硬式グローブは軟式の3倍程(普通に3万円ほどかかる)。

・チームによるが、月謝は5,000円~10,000円程度。遠征費は別途徴収される。

・シニアチーム等に所属すると、中学の野球部には入れない。

・シニアチームによっては、週末しか活動していない。

・遠征の配車、審判など、親の負担は大きい。

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