高校受験

「高校受験」

2022年3月、長男の息子が高校受験を向かえた。小学6年間を野球で過ごした弟とは異なり、中学から野球を始めた。あまり野球は上手とは言えなかったが、なぜかキャプテンを務め、生徒会長という立場でもありながら、充実した学校生活を終えようとしている。

「将来はこのような仕事をしたい」と、将来へのビジョンをしっかり持ち、受験高校を選択した。私が中学の頃は、将来についての考えはあまり無く、息子と自分を比較すると恥ずかしい気持ちにもなった。試験後に車で迎えに行くと、「やりきった」と笑顔であったことから、まずはコロナ禍で無事に試験を出来たことに安堵した。

記憶とは不思議なもので、息子が受験の日に、私が高校の頃に受験した当日の緊張した思い出が鮮明に蘇った。普段は得意にしていた数学の関数問題と国語の作文が上手く出来なくて、ショックでパジャマで3日間過ごしたのであった。それでも、合格掲示板に自分の名前は載っていて、それまでの人生で味わったことの無いような感覚がそこにはあった。

また、親にも無理なお願いをしていた。「もし、公立高校の志望校に合格したら数万円ほしい」とお願いしたのであった。普段は厳しい父親は「いいよ」と笑って答えたが、隣にいた母親は「入学金だけでもかかるのに、何言ってるの!?」と怒られた。

使い道は決まっていた。中学の野球部では、本当につまらない部活生活で、行くのが苦痛であった。背番号は「15」、18人ほどいた野球部の中で「15」という数字は、ある意味で下から4番目の選手であることを意味していた。大好きな野球であるはずが、部活は面白くない。「そんなはずはない・・・」、もう一度高校の硬式野球部に入り頑張ってみようと思った。そう、野球の道具費用に充てたかったのだ。だが、何となく野球道具を買ってほしいと恥ずかしくて言えなかった。

その後、父親から「男と男の約束だ!」と大金を受け取った。中学生が財布に入れる額ではない大金を入れ、バスで大きなスポーツショップに1人で向かった。硬式用のグローブは高いのは知っていた。当時で”3万6千円のグローブ”と合計10kgの鉄アレーを購入し、気持ちが高ぶった。高校生での青春時代はここからスタートしていた。

息子の合格発表は10日後か・・・。結果はどうであれ、高校生活も楽しんでほしいと切に願う。

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