少年野球審判「1塁審判の動き」(ランナー無し編)
さて、今回は1塁審判がどのように動くか、まずはランナー無しの場面で観ていきましょう。
まず、1塁審判がどこに立つか、1塁ベース後方約5mのファウルゾーンに立つのが正解です。たまに、一塁線を跨っていたりフェアゾーンで立っている審判もいますが、ファウルゾーンに立ちましょう。(^^)
次に、下のイラストをご覧ください。「ランナー無し」のケースでピンクゾーン(1塁線)あたりに打球が飛んだら、1塁審判は1塁ベースを離れて打球を追いかけます。主な理由としては、下記プレーの確認が必要であるからです。
- 外野手が地面スレスレの打球を捕球できたかを確認する
- フェンス際のプレーを確認する(ボールがフェンスに当たったか、フェンスを越えたか)など
- 1塁線上の打球がフェアかファウルか確認する
ここで1つ疑問になるのが、1塁審判が1塁ベースを空けたら、打者走者が2塁へ向かう時、誰がベースタッチ(ベースを踏むこと)を確認するのかということです。答えは、主審が1塁へ向かってカバーし、打者走者のベースタッチを確認することで対応します。
逆に、下のイラストのように3塁線への打球の場合は、3塁審判が打球を追いかけて判定します。このため、主審は3塁をカバーし、1塁審判は打者走者がベースタッチをしたか確認してから、本塁へ向かってカバーするのです。
また、下のイラストのように左中間から右中間への打球の場合は、2塁審判が打球を追いかけて判定します。この場合も、主審は3塁をカバーし、1塁審判は打者走者がベースタッチをしたか確認してから、本塁へ向かってカバーするのです。
今回は、ランナー無し編でしたが、ランナーがいると動きも変わります。次回にお話しますね。
また、お会いしましょう。(^^)
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