お母さんの野球講座43スコア
【スクイズ失敗】

少年野球スコア書き方「スクイズ失敗」

『スクイズ』は、ランナーが3塁にいるときに走者を走らせ、バントによりランナーを生還させ1点を狙う作戦ですが、失敗するリスクもありますよね。ここでは3つのイラスト例を見ながら、スコアの書き方を確認しましょう。

さて、1つめのケースです。まず、7番打者がヒットで出塁し、更に8番打者が2塁打を放ち、ノーアウト2・3塁になりました。そして、9番打者が3球目でスクイズを敢行、サード(5)が捕球しキャッチャー(2)へ送球してタッチアウト。このため、7番打者のスコアには、マス目左下(3塁-本塁間でのプレー)に『5-2T.O』を記録して、マス目中央に『Ⅰ』を記入します。

8番打者欄には、9番打者のバントによる3塁への進塁のため『(9)』を記入。9番打者の欄には『BH5-』と記入しますが、バントヒッティングによるプレーである『BH』と、ヒットではないもののサードの送球間で一塁へ進塁したこと示す『5-』を組合わせて記入します。

次に、ケース2として上のイラストをご覧ください。先ほどと同じように、7番・8番打者の出塁でノーアウト2塁・3塁の場面です。9番打者はカウント2ボール・2ストライクからスクイズを敢行、しかしファウルとなり三振となりました。2ストライクからのバントファウルは三振となりますので三振記号『K』とバントを試みた『BH』を記録します。バントファウルはファウル記号『V』に黒点を付けると良いでしょう。

次に、ケース3として上のイラストをご覧ください。1番・2番打者で同じように2・3塁のチャンスを作りました。1ボール・2ストライクからスクイズを敢行、しかし空振りにより3番打者欄に1アウト『Ⅰ』が記録。バントの空振りは、マルの中に黒点を記入します。更に、3塁ランナーとして本塁に走ってきた1番打者走者がタッチアウトのため、盗塁失敗の形となり盗塁失敗の『CS』を記入し、2アウト目の『Ⅱ』を記入します。

さて、もう一人の2塁ランナーは3塁に到達しましたが、盗塁『S』を2番打者欄に記入して良いのでしょうか? ここは、解釈が難しいのですが、重盗による先のランナーがアウトになった形のため、キャッチャーのフィルダースチョイス『2FC』が記録されます。いわば、キャッチャーの選択(チョイス)により3塁ランナーをアウトにし、2塁ランナーを無視したと言えます。

最後まで読んでくれてありがとう~。また読んでくださいね。

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