少年野球スコア書き方「テイク2(野手の送球ミス)」
内野手の送球がベンチやスタンドに入ると、塁上の走者・打者走者に「2個の塁が与えられる」場合があります。これを、「テイクツーベース」・「テイク2」などと呼ぶこともあります。グラウンドが学校の場合は、「デッドライン」と呼ばれる白線を引くことによって、グラウンドとスタンドの境界線を表すことも多いですね。
さて、送球ミスによるスコアはどのように書くのか、次の例をご覧ください。
上のイラストは、6番打者がセンターへのヒットで出塁し、次の7番打者がショートゴロを打ち、ショート(6)がファースト(3)へ悪送球した場面です。送球がデッドラインを超えた(スタンドに入った)ため、審判がタイムをかけ、走者・打者走者それぞれに「2個の進塁」を宣言しました。
打者スコア欄には、ショートの送球エラーで2塁へ進塁したため、マス目右上に『6E-3』と記入します。また、1塁走者欄には、7番打者の結果により2個の進塁を与えられ3塁へ進んだため、マス目左上に『(7)』を入れ、更に黒線でマス目右下から左上(7)まで線を記入します。
少し難しい話を付け加えますと、今回のように、打球処理直後の内野手の最初のプレイに基づく悪送球であった場合は、投手の投球当時の各走者の位置を基準として2個の進塁が与えられます。このため、打者走者は2塁へ、1塁走者は3塁へ(投球当時の1塁⇒3塁へ)進塁となります。
補足ですが、ショートゴロが内野安打性の当たりであれば、下イラストのように打者には内野安打が記録されます。さらに、打者ランナーは、ショートのエラーにより2塁へ進塁しますが、これをワンヒットワンエラー(1ヒット1エラー)と呼び、ヒットとエラーが同時に記録されます。プロ野球の電光掲示板にはヒット『H』とエラー『E』が同時に表示されますね。
最後まで読んでくれてありがとう~。また読んでくださいね。
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