少年野球スコア書き方「ライナーゲッツー」

「ライナー」とは、地面と平行に低い弾道で飛んでいくような打球を指します。「フライ」とは区別してスコアを記入します。スコアの書き方は、守備番号の上に横棒を添えて表現します。
さて、実際のスコアを、次のイラスト例で説明しましょう。

上のイラストは、先頭打者がセンターへのヒットで出塁し、次の打者がファーストライナーを打った場面です。ヒット性の当たりであったため、1塁ランナーが思わず飛び出し、戻り切れずにダブルプレー（ゲッツー）になりました。

ライナーを打った打者スコア欄には、ファーストライナーでワンアウトとなったため、守備番号の上に横棒を添えて、マス目中央に『Ⅰ』が入ります。

先頭打者の1塁走者スコア欄には、ファーストがライナーを捕球してそのままベースを踏んでアウトとなったため、先ほどと同様に守備番号の上に横棒を添えて、更に1塁ベースを踏んだことを示す『A』を記入します。さらに、これが2アウトめであることから、マス目中央に『Ⅱ』とし、ダブルプレーが成立したことを示す『DP』を付け加えます。

補足ですが、上イラストのケース①は、サードライナーであり日本語で言うと「三直」となりますね。

また、ケース②は外野へ打球が飛んでいますが、同じようにライナー性の打球であればライナーを記録します。センターライナーは日本語では「中直」となり、センターフライの「中飛」と区別して扱うことがあります。

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