お母さんの野球講座44スコア
【スリーバント失敗】

少年野球スコア書き方「スリーバント失敗」

『スリーバント』は、2ストライクに追い込まれた後でも、バントによりランナーを次の塁へ進塁させるための作戦です。空振はもちろん、ファウルでもスリーバント失敗となり三振アウトとなります。さて、スコアの書き方を確認しましょう。

上のイラストは、先頭打者が四球で出塁したケース。次の打者はカウント2ボール・2ストライクからスリーバントを試みるもファウルとなり、スリーバント失敗で三振アウトとなりました。スコアは、三振記号『K』とバントを試みた『BH』(バントヒッティング)を記入します。打者のボールカウント欄ですが、バントファウルはファウル記号『V』に黒点を付けます。このプレーでは、バントファウルになったため、一塁ランナーは元の塁に戻されます。では、次の場合はどうでしょう。

次に、ケース2として上のイラストをご覧ください。先ほどと同じように、先頭打者の出塁でノーアウト1塁の場面です。打者は2ボール2ストライクからスリーバントを試みるも、ファウルチップで投球がキャッチャーミットに収まり、三振アウトとなりました。この時、飛び出していた1塁ランナーは隙を見て2塁に到達、盗塁『S』が記入されました。ファウルチップは空振りと同じ扱いですから、ランナーは元の塁に戻されません。打者のボールカウント欄には、空振り『〇』記号の中に黒点を付けて、バントによる空振りであることを記入し、更に盗塁が企画されたことから、赤丸で括ると良いでしょう。

最後まで読んでくれてありがとう~。また読んでくださいね。

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